2009年04月17日
鹿児島の干潟と環境(佐藤正典教授)
4月11日(土)
佐藤正典先生の「鹿児島の干潟と環境」実習。
まず、講義の受講からです。
干潟とは~潮汐に従って干出と水没を繰り返す遠浅の砂泥底。
内湾の奥部や河口域によく発達する場所。
文章にすると、よくわかりにくいのですが。。。
つまり、この写真のスライドのような~遠浅の海というか、砂地というか、泥地。
干潟には、カニや貝類、ゴカイなど様々な生物が生息しています。
これらが川から流れ込む有機物や栄養物質(窒素やリン)を食べて海水が浄化されることで、
栄養物質が海に蓄積させることがないという・・・素晴らしい食物連鎖があります。
その浄化には、底生珪藻類の生産が重要になるそうです。
それが、魚や渡り鳥・ヒトの漁業に受け渡され、循環を繰り返しています。
どんな、生物にも役割があり、この地球を支えていることを実感!
佐藤先生が研究されている、ゴカイ~実物を探すのが楽しみになってきました。
ちなみに、佐藤先生は初めて3種類のゴカイを発見されたそうです。
まるで、ウルトラマンに出てくる怪獣のよう。。。
日本の干潟の約半分が、これまでの沿岸開発(埋立・干拓)によって失われています。
その代表的な場所が諫早湾です。
その人為的な影響により環境悪化が進み、有明海における漁業生産は減少し、
多くの生物の生息を縮小させています。
竜宮の乙姫の元結いの切りはずし・・・といわれている「アマモ」や、
底生微小藻類の「がたばな」「ムツゴロウ」「タイラギ」などの画像を見ながら、
豊かな海を取り戻すには小さな生物たちの存在を忘れてはならないと思いました。
干潟は、日本人が忘れていたものを思い出させる場所であり、
本当の幸せとは何か~その価値観を今一度考え、呼び覚ます魅力的なところ。
佐藤先生の言葉に、干潟に対する意識が変化したように思います。
さぁ!午後から実習へ出発です。
【佐藤先生の研究室HP】
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/personal_dir/tikyuu-satou/tikyuu-satou.html
【論文】「有明海の豊かさとその危機」
http://ambiente.la.coocan.jp/ss0242/03/03-08/satou.pdf
☆ともとも☆
佐藤正典先生の「鹿児島の干潟と環境」実習。
まず、講義の受講からです。
干潟とは~潮汐に従って干出と水没を繰り返す遠浅の砂泥底。
内湾の奥部や河口域によく発達する場所。
文章にすると、よくわかりにくいのですが。。。
つまり、この写真のスライドのような~遠浅の海というか、砂地というか、泥地。
干潟には、カニや貝類、ゴカイなど様々な生物が生息しています。
これらが川から流れ込む有機物や栄養物質(窒素やリン)を食べて海水が浄化されることで、
栄養物質が海に蓄積させることがないという・・・素晴らしい食物連鎖があります。
その浄化には、底生珪藻類の生産が重要になるそうです。
それが、魚や渡り鳥・ヒトの漁業に受け渡され、循環を繰り返しています。
どんな、生物にも役割があり、この地球を支えていることを実感!
佐藤先生が研究されている、ゴカイ~実物を探すのが楽しみになってきました。
ちなみに、佐藤先生は初めて3種類のゴカイを発見されたそうです。
まるで、ウルトラマンに出てくる怪獣のよう。。。
日本の干潟の約半分が、これまでの沿岸開発(埋立・干拓)によって失われています。
その代表的な場所が諫早湾です。
その人為的な影響により環境悪化が進み、有明海における漁業生産は減少し、
多くの生物の生息を縮小させています。
竜宮の乙姫の元結いの切りはずし・・・といわれている「アマモ」や、
底生微小藻類の「がたばな」「ムツゴロウ」「タイラギ」などの画像を見ながら、
豊かな海を取り戻すには小さな生物たちの存在を忘れてはならないと思いました。
干潟は、日本人が忘れていたものを思い出させる場所であり、
本当の幸せとは何か~その価値観を今一度考え、呼び覚ます魅力的なところ。
佐藤先生の言葉に、干潟に対する意識が変化したように思います。
さぁ!午後から実習へ出発です。
【佐藤先生の研究室HP】
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/personal_dir/tikyuu-satou/tikyuu-satou.html
【論文】「有明海の豊かさとその危機」
http://ambiente.la.coocan.jp/ss0242/03/03-08/satou.pdf
☆ともとも☆
Posted by かごしまルネッサンスアカデミー 健康・環境・文化コース at 11:22│Comments(0)